前提
Windows10環境に、Pythonの開発環境を整備する手順を記載しています。
機械学習のモジュールをAnacondaパッケージを用いずに構築しています。
ここでインストールするのは、下記のもの。
- Eclipce Pleiades Version: 2019-06 (4.12)(日本語プラグイン導入済みのもの)
- Python 3
- pipコマンド(Pythonのインストールコマンド)
- 機会学習パッケージ「numpy」「pandas」「matplotlib」
- GUI開発モジュール「PyQt5」
Eclipseのインストール
Eclipseの日本語パッケージやプログラム開発に必要なモジュールが入った「Pleiades 」をインストールします。
インストール先
インストールするものは、「PythonのFullVersion」がお勧めです。
ダウンロードしたら、任意のフォルダに展開します。
Pythonフォルダを環境変数に追加する(任意)
日常的にPythonを利用するならば、環境変数に登録するのもおススメです。
環境変数に追加しておけば、コマンドラインで操作する際、フルパスでコマンド発行する必要が無くなります。
pipコマンドのインストール
Pythonを利用するなら、pipコマンドは使いたいコマンドです。(Linuxでいうところのapt-get)
※pipコマンドの使い方は、別記事にて
pipコマンドのインストール方法は、「get–pip.py」を利用します。
インストール手順
get-pip利用し、pipコマンドをインストールする手順です。
1.get-pip.pyを「Eclipceのインストールフォルダ\pleiades\python」に格納します。
インストールが完了したら、コマンドにてget-pip.pyを実行してpipコマンドを整えていきます。
2.Windows PowerShellを起動し、コマンドを発行する。
起動方法は、「Windowsボタン押下」→「Windows Power」と打ちます。

キーボードでフリーワードで検索できる機能はとても便利です
(コマンドプロンプトでも実行可能です)
起動したら、下記のコマンドを実行します。
cd Eclipseをインストールしたフォルダ\pleiades\python\3
.\python.exe get-pip.py
この手順が完了したら、Eclipseでpipコマンドのテストを行います。
フォルダ指定は、ドラッグ&ドロップでも可能です。
pipコマンドのテストを行う
Eclipseを起動し、「ウィンドウ」→「設定」を選択します。
その後、「PyDev」→「インタープリター」→「Python インタープリター」を表示します。
(画像を参考)
Mange with pip というボタンがあるので、そこを選択します。
後は、適当なpipコマンドを実行し、エラーが表示されなければ成功です。
画像では、updateコマンドを実行しています。
install update
必要パッケージのインストール
pipコマンドを使用して、下記のモジュールを追加していきます。
- numpy(ナムパイ)
数学関数ライブラリで、ベクトル、・多次元配列・行列が扱いやすい - pandas(パンダス)
Numpyベースの拡張ライブラリ。欠損値を扱うことできる - matplotlib(マットプロットリブ)
様々なグラフの描画に利用する - PyQt5(パイキュート5)
GUIを簡単に作成するためのモジュール - scikit-learn(サイキットラーン)
機械学習用のモジュール。様々なモデル生成用計算方式がある。
以下がコマンドです。
pip install numpy
pip install pandas
pip install matplotlib
pip install PyQt5
pip install scikit-learn
これで環境の構築は完了です。
今後は、Pythonの基本的な使い方・機械学習について触れていこうと思います。
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